ransoucafeのブログ

卵巣のう腫、内膜症の手術記録

術後4日

今日から全粥。
しがもクリスマスイブなので、昼のおかずが豪華たった。
ホワイトシチユーやデザート、お粥も玉子粥。
病院食を作ってる会社からのクリスマスカードつき。ささやかだけど嬉しかった。

午前中採血。
採血後は昨日から始めた日課。美文字トレーニングをデイルームで30分やる。
喉あれがするのでのど飴をなめる。
咳や笑うとき、お腹が痛む。

旦那の会社の人がご家族でお見舞に来てくれた。
この方の娘さんが、この病院の別の科で勤務されていて、私の主治医とも仲良しらしい。
その縁でこちらの病院と先生を紹介してもらった。
来月にはご自身もこの病院でご出産予定。
奥様も若いときに卵巣嚢腫で手術されていて、とても心配してくれた。
お見舞に、靴下を戴いてこれが暖かくて、蒸れなくて、肌触りが真綿で包まれているように優しくて、最高だった。今は毎日家ではいている。
気をつかってくれて20分位お話して帰られた。
これくらいの時間って一番助かる。
お見舞は、短時間で、毎日きてくれるのが嬉しいかも。
旦那も親も1時間以上かけて来るので、毎日は無理だし、一度くると3時間以上いてくれるので、案外疲れるのが正直なところだった。すごく嬉しいんだけど。

旦那は術後、毎日「腫瘍の写真見る?」と私に聞いてきた。
私は全く見る気になれず、毎日断っていた。手術で何をどこまで切ったのか(全摘出したのかとか)さえ旦那にも主治医にもたずねなかった。
だけど四日目にして平常心が戻ってきたのか、急に手術の事が気になって、四日目にして腫瘍の写真を見たり、全摘出しないで温存できたことや、二時間半で手術が終わった事などを教えてもらった。


今日は病棟から病院内に活動範囲が広がるので、売店でプリンを買うと心に決めていた。
だけど、旦那がナースにプリンを食べてよいか確認しようと言い出し、結果、病院食以外はダメと言われる。
でも、母親に翌々日のお見舞の時に買ってきてもらうようこっそり頼んでおいた。

夕方、主治医から今回の手術内容説明と今後の治療に関する問診があった。
嚢腫は右、グレープフルーツ大。左、鶏卵大。卵管はきれいで、卵巣も両方残したこと。
内膜症はきれいにとれたけど、細胞単位の内膜症は恐らく残ってるとのこと。
子宮の後ろにぺったりくっついていて、直腸と癒着していたこと。
今後、妊娠希望するなら、一日でも早くした方がいいこと。
妊娠するなら体外受精が確実であること。

主治医は、私達夫婦が妊娠を強く望んでいると思っているので、私は激しく動揺した。
夫は体外受精の話を聞きたがっているような感じだった。
私は体外受精の大変な点である、費用、時間、根気について簡単に説明したら、旦那は黙った。
そんな基本的な知識もないことに、妊娠に対しての意識が低いと改めて感じた。

微妙な空気のまま、病室へ戻り、旦那からのクリスマスプレゼントを開けた。心のこもったプレゼントだった。
でも、何だか気持ちが上げられず、ちゃんと旦那とも妊娠についての話が出来なかった。したくなかった。