ransoucafeのブログ

卵巣のう腫、内膜症の手術記録

卵巣嚢腫の症状

初めて卵巣が腫れている、と診断されたのは26歳の時です。
今から13年前。

もともと生理痛はひどいほうでした。でも、鎮痛剤を飲めば大丈夫で痛いのは一日位。

ところがその日はいつもの生理痛に加えて、下痢だか便秘だか分からない激痛が下腹部を襲いました。
夜9時位の出来事でした。
今までに経験したことのない痛みだったので
怖くなり、夜間救急にかかりました。
婦人科の先生がいなくて、その夜は痛み止めを点滴してもらって帰りました。
翌日、総合病院の婦人科にて血液検査とエコーをやって卵巣嚢腫(右のみ鶏卵サイズ)と診断。
6センチの鶏卵サイズは、経過観察となりました。
その後、生理痛とたまに右卵巣がキリキリ痛むくらいで日常生活に影響しなかったので、経過観察のエコーも2回位行ってやめてしまいました。

それから放置して10年。
右のお腹がポッコリ。
生理時に、はい便通がひどくなるようになりました。同時に吐いたりもします。
ものすごい痛みで排便するも、小指の先ほどの便がひとつとかが4時間位続くんです。
普通はここで婦人科へいくと思うのですが、私はそれでも放置しました。
排便通も1日我慢すればどうにかなるから。
3~4か月に一度、仕事を1日休んだり、午後出勤にしたり、遅刻したりしました。


放置12年。
経血量が急激に少なくなりました。
ポッコリおなかはへこみました。腫れ物がお腹の中の方へずれたのでしょうか。
毎月の排便痛は悪化。
トイレから出ると痛さで冷や汗をかきながら廊下にひっくりかえっていました。
生理になりそうな日の朝は、排便痛を避けるため腸を動かさないように水分も食事もとらないようにしました。
さらに、右の卵巣の痛みもしょっちゅう起こるようになりました。鼠径部もよく痛みました。
限界を感じるも病院へは行きませんでした。

放置13年
悪化の一途。
頻尿で夜中も1時間に1回トイレのために起きてました。
9月の生理時に、いつもの排便痛プラス右半身の激痛。
この右半身の痛みの原因は結局分からないままです。
夜の入浴時から鎖骨が痛みはじめ、時間とともに痛みの範囲が広がっていきました。右の肩、腕、肋骨下、みぞおちまでが痛かったです。
筋肉痛等のレベルではなく、どの姿勢をとっても激痛がおさまらなかったので、車で救急医にかかりました。
この痛みはなかなかしつこくて、痛み止め点滴を打っても、三日ほど続きました。寝ると呼吸だけで痛いので、半身を起こしていました。
救急では内科でレントゲンやCTを撮りましたが、原因は不明。
婦人科では久しぶりにエコーを撮り、卵巣嚢腫が右11センチ、なんともなかったはずの左は6センチになっていました。
救急の先生には手術をなるべく早いうちにするように言われて、13年放置の末、手術の決心をしました。

卵巣嚢腫の自覚症状としては、
普段の卵巣まわりのキリキリとした痛み。
生理近くの排便痛。
鼠径部の痛み。
幸いなことに、
卵管がねじれたり、卵巣が破裂したりせずにいましたが、卵巣嚢腫は卵巣ガン化する可能性もあるので早期に治療をするべきでした。
卵巣ガンのことは全く頭になかったので、手術前に腫瘍マーカーがものすごく高くて、放置したことを本当に後悔しました。
腫瘍は大きくなって大変になったら取ればいいや、という安易な考えでいた自分に本当に呆れます。