ransoucafeのブログ

卵巣のう腫、内膜症の手術記録

退院後の便秘 浣腸をする

便が出なくなって三日目。
これまでずっと順調だったのに、焦る。

職場復帰の日も出なかったので、これは確実に緊張やらストレスやら、冷えやら、睡眠不足が原因と思われる。
厚着したり、早めに寝たりしても、自宅療養中とは全く環境が違うわけで‥。
それに、今週は控えていたチョコレートなどの御菓子もよく食べた。食事の量も増えている。
あと、ホルモン剤で抑えているけど、本来なら今週生理だったのでそれも影響しているかも。毎月生理前後排便痛に悩まされていた。
先週、膀胱炎になって5日飲んだ抗生剤によって腸内細菌も殺されているのもある気がする。
書き出すと心当たりが沢山!
今の自分は、元の体に戻ったようでいて、まだまだ違うんだと痛感した。
あとひと月ふた月経って元気になっても、簡単に調子を崩す可能性はこれからもずっとあるんだと思った。
これまでどうりじゃダメ。考えて変えていかなくちゃ。

取り敢えず、会社帰りに内科・消化器科クリニックへ行く。
たまった便をとにかく出さないと。
先生の問診で、
三日便秘なこと。
いきんでも小指の先位のものが一粒出る程度なこと。
食事したあと苦しくて、少し吐くこと。
開腹手術後、腸が痙攣すること。

問診ではこれらのことを訴え、腸閉塞になったら大変だからと浣腸を処方された。
他には便を柔らかくする酸化マグネシウム、整腸剤、胃薬をもらった。

浣腸、嫌だな。やったことないし。
しかも一人でちゃんと出来るんだろうか。
もんもんとした気持ちで帰宅して、夕飯をたべて、お風呂に入り、便秘が全く解消しないことを再確認して、時間は夜の12時。
嫌すぎて、この時間まで引っ張ってしまった。
説明書に従って暗い気持ちで始める。

最初に浣腸を開封せず袋ごと50度のお湯で温める。
人肌になればいいらしい。
温度計がないので熱めのお湯をボールに入れて適当に温めた。
寝転がる場所を決める。
立ってやると角度が悪いらしく腸内を傷つけるので厳禁と書いてあった。こたつの前でやることにする。クッションの枕も用意した。
部屋も暖かくしておいた。
ティッシュを近くに配備する。
浣腸が終わったらティッシュで肛門をすぐに押さえるとのこと。
浣腸の先端もティッシュで拭いて、出血がないかチェックするらしい。
温めた浣腸を袋から取り出して、ストッパーをセットする。ノズルの長さを決めるストッパーだ。成人は5~7センチと書いてあったので、5センチにセット。
開栓する。
ノズルの先端についたキャップを外していく。先端には潤滑油がついているとのこと。潤滑油、なんか安心感。
ズボンを下ろし横たわる。体の左側を下にして軽く膝をまげる。

ひと呼吸おいてから、意を決してノズルを差し込む。
深く呼吸を繰り返しながら、ストッパーの位置まで差し込みひたすら注入。微妙に薬剤が入ってるのか
どうかが分かりにくい。浣腸ボトル部分がだいぶへこんだので、終了にする。
抜いたあとのボトルを見ると、まだだいぶ薬剤が残っていた。
さて、トイレに行こう立ち上がった瞬間、すぐに強烈な便意が。浣腸を抜いてから1分もしてない。
ここでがまんしなきゃ薬剤が奥まで行き届かないので気合いを入れながらトイレに向かう。
もっとがまんしようと思ったのに便座に座ったとたんに排便。
しかも、激しい腹痛と嘔吐感。
このあと、 こたつに戻り、ぐったり横たわる。
冷や汗と冷えた体で震えながら意識ももうろう。
これやったの金曜日にしてよかった。明日も仕事だったら無理だった。体力使いすぎる。
朝の六時まで、これを繰り返した。
下痢しながら、嘔吐。食中毒みたい。
翌日は家でゆっくり過ごした。
食事も朝は抜かして昼はお粥、リンゴを煮たもの。夜はお雑煮にした。本当はもっと絶食してもよかったかも。
確実に出るけど、もう2度とやりたくないと思った浣腸だった。恐ろしい‼